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不眠症の治療と薬

薬

不眠症の治療には、薬を使わない治療と、薬を使う薬物治療とがあります。どちらが選択されるかはその人の重症度などによって異なります。
では、まず薬を使わない治療からご紹介します。

薬を使わない治療法

薬を使わない治療法にはさまざまなものがあります。ここでは、一部代表的なものをご紹介します。

治療法 内容
生活習慣の改善 規則正しく寝床につく、食事を改善する、適度な運動をする、眠れる環境を整える、眠る前にしてないことに気をつけるといった生活習慣の改善をまず行います。
認知行動療法 行動のコントロールで睡眠を促す治療法です。眠くなったときだけ床につく「刺激制御療法」や「睡眠制御療法」と呼ばれる床の上で過ごす時間と体が要求する睡眠時間のギャップを少なくすることで不眠を解消する方法があります。
また、リラックスして安心することができれば、眠るのも簡単です。呼吸法、半身浴、指圧、アロマテラピーなどのリラックス方法を患者と一緒に見つけていきます。
精神療法 不眠への恐怖を取り除く治療法です。心理状態の客観的把握や睡眠の知識の習得により不眠を取り除きます。
高照度光療法 体内時計がずれている場合に用いられます。
強い光を照射することにより、睡眠矢体温などの生体リズムを元に戻す方法です。

薬物治療


次に薬物治療です。不眠が長期間にわたって続く場合や、普段の生活に支障をきたす場合には薬物治療が行われます。病院で処方される薬の代表的なものは、感情の変化やストレスをコントロールするペンゾジアゼピン系の薬です。
ペンゾジアゼピン系の薬は、作用時間の長さによって分類されます。

種類 内容
超短時間型 寝つきが悪い方に用いられます。飲んでからすぐ効きはじめ、2~4時間ほどで効き目がきれます。起きたときにふらついたりする「持ち越し効果」はほとんどありません。
短時間型 超短時間型と同じく寝つきが悪い方に用いられます。6~12時間ほどで効き目はきれます。起きたときにふらついたりする「持ち越し効果」はほとんどありません。
中間型 朝方うつらうつらしている方、夜中に目が覚める方に使われます。12~24時間ほど効き目があります。量が多くなると、翌朝に眠気やふらつきを感じます。
長時間型 眠りが非常に浅く、朝方がうつらうつらしてしまう方、夜中に目が覚める方に用いられます。24時間以上作用し、人によっては朝方ふらふらしてしまう「持ち越し効果」がよくみられます。

※薬の服用方法は必ず医師の指示に従って行いましょう。また、副作用についてもしっかりと医師に聞いておきましょう。

薬の使用後は、だんだん量や頻度を減らしていき、薬なしでも生活できるように体を整えることが大切です。

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